SHIINBLOG

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男の癒し

社畜が日々の癒しをストイックに求めていく

書店で本を買うということ

癒しの本

 

今回は書店が好きだという話をしたいと思います。書店が好きだ。

最近は電子書籍が流行っています。スマホの普及と共に電子書籍もどんどん普及しており、最初は少なかった品ぞろえも今はものすごく増えています。何分か検索すれば読みたい本は何冊も出てくるかと思います。それくらい増えています。

何冊買ってもかさばりませんし、購入時も手軽です。Webで探して、気になるのがあればタッチ。数秒後にはその端末にダウンロードされていて、それでもう読むことができます。

とても簡単、気軽。疲れることもありません。

しかし、今回は書店が好きだという話なので、電子書籍をホメるのはここまです。

書店に行くと言う行為は電子書籍を買うより手間に感じるかもしれません。

でもそのひと手間をかけることで買った本への愛着が湧くのです。料理にしても面倒だけどひと手間かけることによっておいしくなりますし、問題ばかり起こすヤンキーも手間をかけさせられることによって数々の手間な思い出が蘇り、卒業式ではより一層感動することができるのです。本も一緒で、書店で買うという手間をかけることで愛着が湧きます。

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photo credit: Lester Public Library Planting the Seeds of Spring via photopin (license)

電子書籍に比べて紙の本を買うという行為は手間で仕方がありません。

家を出て、書店に向かい、大量の品ぞろえから欲しい本を選び、キレイなのが欲しいので平積みの下の方に手を突っ込んで下の立ち読みされていないであろう本を取り、レジに向かい、レジのおばちゃんの愛想の悪さにウンザリしながらも渋々お金を払い、カバンに詰め、疲れた足を擦りながら家に持って帰ります。

面倒なことが山積みです。疲れますし、ドヤ顔でビジネス書や経済書を立ち読みしているオッサンを見ると無性に苛立ち、健康にも良くありません。

 

しかし、この手間の中に数々の物語があります。

ものすごく分厚くて価格も高い本を買ったのはいいけど、外は土砂降り。ビニールを何枚も買って本を包み、自分はびしょ濡れになりながらも本は無事。

本棚に並んでいるその本は他の本より立派に見えます。しかし、それは値段が高く分厚く存在感があるという理由からでしょうか。それだけではありません。

あの本とは一緒大雨の中をくぐりぬけたという辛かった思い出があるから立派に頼もしく見えるのです。過酷な修行、体験を乗り越えた二人がぶつかりながらも後に親友になるように、ボクとその本は大雨を乗り越え親友になったのです。

 この本を電子書籍で買ってみるとどうなったでしょう?

画面で購入、少し読む、後回しにする、さらに新しい本を沢山買う、新しい本に追いやられ、データの奥の方に…

ということになっていたに違いありません。

この本はかなり読みにくく、長い物語にも関わらず、最後まで読めたのはその辛い思い出があったからです。その体験を経ず、この本を読破するのは不可能だったでしょう。

家に居ながら気軽に購入できる電子書籍ですが、このように本に愛着が湧くきっかけとなる物語は体験できません。

データ上では何の価値もない本でも、買った時の状況、経験、感じたことが付随すればその本に愛着が湧き、何回も読み込むことで座右の書になりうる可能性もあるのです。

手に持っているスマホを置き、さっそく書店へ繰り出してみましょう。スマホ電子書籍の中ではできない出会いが待っています。