SHIINBLOG

男の癒し

社畜が日々の癒しをストイックに求めていく

自分の人生を再認識させられる美しい写真集。

夕日が沈み、夜が訪れる。空が群青色になる瞬間があります。

そんな瞬間を切り取った、素敵な写真集です。著者はこの瞬間を「ブルーモーメント」と称し、タイトルにもしています。

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photo credit: jagpot DSC1251 Dusk 10 11 2012 via photopin (license)

 

 

この写真集を見ていると子供の時を思い出します。

一日友達と遊んで疲れ切って、帰っている途中空を見上げるとこのキレイな群青色(ブルーモーメント)でした。思えばあの時は幸せな時間でした。

「今日も疲れたなあ」「帰って何のTVを見よう」「今日の夕飯はなにかなあ」と群青色の空の下、自転車を漕いで帰っていました。

ボクはあれから成長したけれども、今も変わらずこのブルーモーメントの瞬間はあります。しかし、あの時ワクワクしながら見上げていたブルーモーメントとは違います。

「疲れ切って見上げる」ことは当時と同じですけど、疲れの種類が全く違います。遊びでの哀愁、希望を含んだ充実した疲れはではなく、仕事での憂鬱、葛藤、不安、怨嗟、明日への恐怖、などが含まれていて、毎日存在しているはずのブルーモーメントはあの時のブルーモーメントとはどこか違います。

これは空が変わったのではなく、ボクが変わってしまったのです。ボクの考え方、生き方、淋しい人生が空を見上げる眼を濁らせてしまいました。

 

モノ悲しい人生は自分の眼、感受性をも変えてしまうということをブルーモーメントを通して実感されられた気がします。

 

ボクの悲哀を含んだ悲しいブルーモーメントとは違い、この写真集のブルーモーメントはただただ美しいです。

 

人生で初めて購入した写真集でした。この時は「青が好きだから」という愚直な理由で買ったのですが、これ本をきっかけに写真集にハマりました。

構図とか、テクニック的なモノに関しての知識は全くないけど、ただ「美しい」のです。

よくわからない一場面を移した専門家が言う「芸術性」みたいなものはないのかもしれません。でもボクみたいな写真の素人がこの本を手に取った瞬間レジに走ったのはこの写真集が持つ「圧倒的な美しさ」があったためです。

 

ブルーモーメントがメインですが、街並みがとにかくキレイ。

ブルーモーメントはその群青色の空もさることながら、街並みや自然が一番キレイに見える瞬間なのだと気づかされました。

 

「また空を見上げてみよう」そんな気にさせられる写真集です。

この本のブルーモーメントは美しいですけど、実際見るブルーモーメントはどう映るでしょうか。それはアナタの眼次第です。濁った眼を持たないよう、充実した人生を送りたいものです。