SHIINBLOG

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男の癒し

社畜が日々の癒しをストイックに求めていく

蜘蛛の巣をずっと見つめてみる

蜘蛛の巣というのは大変やっかいなものです。

見えにくいからよく顔や頭に引っかかるし、わざわざ人がよく通るところに設置してあります。

そんな迷惑極まりない蜘蛛の巣ですが、じっくり観察してみることであることが学べます。

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 じっくり見てみるとやっぱり気持ちが悪いのですが、それ以上に蜘蛛の巣というのは立派な芸術作品だということに気が付きます。

円が幾重にも設置されていてとっても綺麗で大きい蜘蛛の巣もあります。

 

きっと作り上げるまでに数々のドラマ、葛藤があったでしょう。

「円をもう一つ作るべきか…」「こんな所に設置して虫なんかくるんだろうか…」「ああ~もう明日しよう」など自分の何倍もある作品を作り上げるのですから、人間と同じで色々な想いが交錯したことでしょう。

 

蜘蛛自身の大きさ、設置する場所によっても蜘蛛の巣の形は変わってきます。

何一つ同じものは存在しません。彼らの唯一の見せ場、それが蜘蛛の巣です。言わば匠の仕事。

 

そんな苦労の末出来上がった巣を箒やなんかですぐに破壊してしまうのはどうも気がひけませんか?

じっと見ていると仕事で活かせそうなことを教えてくれているような気がしてなりません。

 

 

蜘蛛の巣というのは虫を取るためだけに作られるものです。

虫を取ることができたら、それで一応役目は果たしたということになります。

だからあそこまでキレイに作る必要はないのですが、やけにこだわりを見せて、各々個性的な巣を作り上げます。

 

これは社会人とて同じ。「そんな所こだわる必要ある?」というのも社会人がよくやることです。

 

例えば見積書。前の上司は会社のフォーマットの見積書があるにも関わらず、自分で何時間も残業してオリジナル見積書を作っていました。

そして会社のと見比べてみると、ほとんど違いはありません。

しかもボクにも「自分の作れ」と言ってくるではありませんか。ボクとしては「なんで?」と思いながら、一生懸命作った記憶があります。元々あったものとほとんど違わない見積書を。

自分が見て「どっちも一緒」と思うのだからお客さんから見てもきっと変わりはないでしょう。なんで作らされたのか、全く理解できません。

 

 

よく考えてみれば、社会というのは無駄なこだわりが沢山存在します。

上司の座る位置、飲み会の作法、毎日の日報、緻密な資料を持参しての会議。

こだわりさえなければ、これらに苦しむ必要はありません。

 

 

座る位置なんてこだわりのルールがなければそれほど気にするものでもないですし、飲み会の作法も上司に酒を注ぐとか注ぎ方はこうだ、とかそんなことこだわらなくても楽しく飲めればいいんじゃないのと思います。

 

日報だって別にわかればいいんだから簡単に事柄だけ伝えることができればいいのでは?なんで、1時間も書き直ししなきゃいけないのか?

 

会議だって上司に見せるためだけの資料をなんでそんな丁寧に作らなければいけないのか?

子供でも理解できるようなポップで楽しい資料を望んでいるのでしょうか?

別に伝わればそれでいいんじゃないですか。

どれだけこだわって時間をかけて資料を作ってもどうせ「前例がない」というアホな理由でボツにするんだから意味がありません。

 

社会というものはこだわりのルールがあるせいで大変やりにくいです。

その点は蜘蛛の巣と同じです。

 

こだわって何時間もかけた芸術的な蜘蛛の巣であっても、人の通るところに設置したって何にも意味はありません。破壊されるのがオチです。

虫を取るためだけに作られた巣なのにこだわった挙句破壊されては元も子もありません。

 

社会のルールだって、社会をうまく回すため、お客様や上司を喜ばすために作られたこだわりであっても、それで働いている人(主に若手)が苦しんでいるのでは意味がありません。

 

この前見た蜘蛛の巣は大きくて大変綺麗でしたが、隙間が大きすぎて全く虫が捕まる気配がないものでした。

その真ん中に一仕事を終え満足そうにジッとしている蜘蛛。

アホっぽくて笑ってしまいましたが、社会人にはこんなアホな蜘蛛みたいな人間が沢山います。

 

この蜘蛛が上司なら、かなりやっかいです。

「そんな隙間のない巣作ってどうすんだ?見た目がよくないだろう。もっと大きくしてだな…、もっと円と円の隙間をだな…、円は半径何センチでだな…」

ボク達は「虫が捕まればそれでいいじゃん」と思っているのですが、彼らはそういうワケにはいきません。

自分たちのこだわりがあります。

 

彼らから学ぶべきことは

こだわり過ぎても無駄だよ

ということです。

虫を取るためなら最小限の力を使って取れそうな所に軽く設置すればそれでいいのです。

こだわり見せて何時間もかける必要はない。必要なことだけを最小限の力でこなせばいい。

 

ということをこの前のアホな蜘蛛は教えてくれたのでした。