SHIINBLOG

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男の癒し

社畜が日々の癒しをストイックに求めていく

上司、先輩に仕事をさせてみる

日本社会というのはとにかく若手が苦しむ社会です。

上司、先輩には気を遣い、仕事も率先してしなければいけません。

もちろん雑用なんて絶対に若手の仕事。

 

上司、先輩と言っても別段偉いワケではありません。自分より生まれて、長く働いているだけです。バカでも一応働いていれば上司、先輩になれるのです。

 

職場はボクが一番若手で、しかも新しく人を採る様子もないので、これからさきずっと一番下っ端として使われそうです。

 

それは大変イヤですので、雑用を上司、先輩がしている間、何もせず後ろでジッとしてみました。

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今回はエアコンのフィルター掃除です。

上司が一生懸命洗ってる後ろでボクは手を組んでジッとしてみました。するとあることが起こりました。

 

 

  • 怒られる

怒られました。予想通りで「なにしてんの。ちょっとこれ手伝って」と言われました。

普通の上司、先輩はこういう雑用は若手がするものと思い込んでいるので、ボクが何もしないのは気に入らない様子です。

結構何事にも寛容な上司なのですが、こればかりは許してくれませんでした。

 

前の会社では上司と初めての取引先に行った時、ボクが運転(当然)そして道調べも(もちろん)しました。しかし、迷いました。

ちょこちょこ停まってスマホを見たり地図を開いたりするのですが、一向に到着する様子がありません。約束の時間は迫っています。

 

なのに何もしない横に乗っている上司。

「まだか」「なにしてんだよ」など、クソの役にも立たない言葉を投げかけるだけ。

迷ったのはボクが悪いですが、緊急事態の時くらい横に乗ってるんだから運転中に調べてくれよ。

「若手が何でもする」という社会のルールを厳格に守っている上司。社会の鏡ですが、人間としてアホです。

 

 

  • すごく気持ち悪い

「若手が率先して動く」というのは社会としてのルールです。

上司と取引先に行く時は荷物を持たないといけませんし、道や相手先の情報を調べるのも若手の仕事です。

学生の時の部活もそうで、若手が掃除や買い物などの雑用をさせられます。

それは社会として当然のことであり、ボクも部活やら派遣社員やら研修やらでそのことは叩き込まれてきました。

 

日本に住む者すべての人に染みついたルールですので、破っている間は非常に気持ちの悪い思いをすることになります。

物凄い違和感に襲われます。妊婦や病人に仕事をさせているかのような申し訳なささを感じます。

 

しかし、上司は別に病人でもありません。

しっかり体は動きます。というか社会に出て間もない自分よりよっぽど元気に動きます。こういうのは元気な人がやればいいんじゃないですか。上司であっても。と、思うのですが社会は許してくれません。

 

 

  • 少し自由を得た気持ちになれる

自由を得るのは簡単ではありません。

自由を得るためにはお金を稼がないといけないので、社会に出て仕事をすることになりますが、ガッチガチのルールがあるので多くの人はそれに縛られ自由を失います。

自由を得るためのお金を稼ぐのに、自由を犠牲にしなければいけません。

でもある程度の自由は得ることができます。そのためにはその数々のルールに反抗しなければいけない。

 

これは非常に大変で、しんどいことです。

今回のように怒られますし、ヘタしたら嫌われます。

自分は楽に生きたいだけなのに、社会は許してはくれません。

しかも偉い人が「一生懸命働け」と言うので余計に楽したいヤツが苦しむことになるのです。

 

 物事を成就させ、人生を充実させていくために必要不可欠なことは「勤勉」です。すなわち懸命に働くこと。まじめに一生懸命仕事に打ち込むこと。そのような勤勉を通じて人間は、精神的な豊かさや人格的な深みも獲得していくのです。

 

稲森和夫著 『生き方』  158ページより

 

 

京セラ作ったようなスゴイ人がこういうことを言うから段々と生き辛い社会になっていくんです。

これが本当なら社会で長く働いている多くの人は『人格的な深み』がある人になります。

だって皆真面目に働いてるし。上司の靴を舐めながら毎日残業しています。

でも『人格的な深み』のある人なんてほとんど見たことがありません。

『人格的な深み』がないヤツがこの本を手に取って、うわべだけ切り取って、それを自分が実行すればいいものを部下に押し付ける。これが最悪のパターンです。

 

したがって、ボクみたいな人間は一生懸命働かず、上司を働かすダメな奴だという烙印を押されがちです。

これならルールに従って真面目に生きる方がよっぽど楽です。

 

しかし、ボクはそれでは満足しません。

ボクばっかり雑用するのはイヤだ。下っ端だからと言って、理不尽な思いをするのもイヤです。

なにより長い事働いているってだけで偉いと思っているこの世の上司に鉄槌を食らわせたい。このルールを破りまくって、とにかく楽に生きたい。

今回の試みはその第一歩。小さな小さな第一歩です。

怒られ嫌な思いもしましたが、少しだけ自由になれた気がします。