SHIINBLOG

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男の癒し

社畜が日々の癒しをストイックに求めていく

仕事に楽しさを求めない

「楽しんで仕事をしましょう」。

大分前にアルバイトとして働いていたスーパーでこんなことがあちこちに書かれていました。「できるワケねえだろバカ」「値引きのシール貼ったり、ポップ作るのが何が楽しいんだバカ」と思いながら作業をしていました。何年か経った今でもその気持ちは変わりません。

 

「仕事は楽しんでするもの」。この雰囲気が社会に蔓延しています。

楽しさを求めなければ普通ではない。そんな空気に支配されています。

でも仕事は本来楽しくないものです。

「仕事に楽しさを求めない」これもひとつの生き方です。

 

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  • 楽しさを求めると「楽しめない自分」とのギャップに苦しむことになる

仕事というのは本来楽しいもんではないです。学生時分から働いてきましたが、楽しいなんて一度も思ったことがありません。

 

だから「仕事が楽しい」と言っている人の気持ちがわかりません。別の惑星から来たんじゃないと思うほど理解できないことです。楽しいならここまで鬱や自殺が多いワケない。

 

本来楽しくないものに「楽しさ」を求めて頑張ったところでやっぱり楽しくないです。いくら工夫しても楽しくないものは楽しくない。

なのに「仕事は楽しんでするもの」といういい加減な人達が言い広めるせいで仕事を楽しめない多くの人が苦しんでいます。

本当に仕事を楽しんでいる人は確かにいます。でもそれを当たり前のように周りに言い広めるのはやめてください。あなた達は“普通”ではありません。かなり希少な存在です。

 

仕事に楽しさを求めると楽しめない自分とのギャップに苦しむことになります。

「なんで自分は楽しんで仕事ができないのだろう」

「もっと楽しめるはず」

「楽しんでできないから自分はこの仕事に向いていないんだ」

なんて思うことになるのです。

 

「楽しくない」「やりがいがない」と言って仕事を辞める人はこの「仕事は楽しんでするべき」という言葉に惑わされています。

仕事なんて楽しくなくて当たり前です。苦しく、しんどいもの。これが仕事です。

 

 

  • そもそも「楽しい」の基準がわからない

「仕事が楽しい」という人は結構います。でもどこまで本当かわかりません。

 

派遣先の流れ作業の工程の一つに「段ボールを押す」というのがあったのですが、そこにいた派遣が「これ楽しい楽しい」と言っていました。段ボールをただ押すだけで何が楽しいのかと。

こんなので「楽しい」と感じてしまうその人の悲惨な人生を嘆くべきなのでしょうか。それともこんなので「楽しい」と思えるほどその人の人生は楽しい事ばかりなのでしょうか。よくわかりませんが皆仕事となると「楽しい」のハードルが随分下がるようです。

 

なのでなんとなく「楽しい」と言わないといけない社会の雰囲気に負けて言っているだけのような気がします。

 

楽しいというのは家でゲームしたり、友達と遊んだり、恋人とデートするとかで感じる感情です。それらと「段ボールを押す」行為が一緒くたに「楽しい」とされるのがどうも納得いきません。

楽しさの基準がバラバラ。そんなもんまともに信じてどうするんですか。

 

 

  • 仕事に期待を持たないことが楽に生きる方法

仕事をしていると苦しいことが次々襲ってきます。これを「楽しさ」で乗り切ることはできません。必死になりますし、泣きそうになります。必死になった挙句失敗します。怒られます。仕事なんてこれの繰り返し。

「楽しいハズだ」なんて言ってると苦しい仕事がさらに苦しいものになります。

 

「仕事は苦しいもの」「夢も希望もない」「自分の貴重な時間を大量に取られる」。仕事とは本来こういうもので期待を持つ方が確実に間違っています。仕事は敵です。悪魔です。これくらい思っていたら次々襲ってくるイヤなことも「こんなもんだな」と納得しながら取り組むことができます。

「なぜ楽しんできないのだろう?」なんてムダな感情です。そんなこと考えている時間があれば解決に向けて全力を尽くしてください。

 

 

北方謙三もこんなことを言っています。

仕事が楽しいわけねえよ。一日一日が楽しいわけねえよ。一日一日が楽しくて、素晴らしくて、充実していたら、人生の充実なんてなくなってしまう。仕事をする時は苦しいよ。俺は自分が死ぬんじゃないかと思うような状態で七転八倒しながら仕事をしてることがある。

試みの地平線 北方謙三    P122より~

 

仕事が楽しいすなわち「毎日が楽しい」。それだと何が楽しいんだかわからなくなる。

苦しいことがあるから「楽しい」があるんじゃないかということを言いたいのだとボクは思うのです。

仕事が苦しくて上等。仕事なんて本当に純粋な一瞬の楽しさを味わうための材料にすぎないのですから。