SHIINBLOG

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男の癒し

社畜が日々の癒しをストイックに求めていく

日雇い派遣を体験すると今の仕事が楽に感じる

癒しの社会底辺

「癒しの~」とか言ってますが、日雇い派遣の仕事は正直キツいです。

 

誰もやりたがらない仕事を日雇い派遣に押し付けてきます。流れ作業でも一番キツイ所に置かれます。

 

また職場によってはかなりの屈辱を味わいます。

日雇いだからと言ってかなり下に見られ、理不尽な事で罵倒されることもあります。

 

でも何より日雇いの一番キツイところは「ほとんどの職場で一日同じ作業を強要される」ということです。

この作業をいくつか体験してみると、今、正社員での仕事がすごく楽に感じられることでしょう。

 

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photo credit: World Bank Photo Collection Making industrial valves via photopin (license)

 

一日同じ作業はかなりしんどい

日雇い派遣がする仕事というのは誰でもできる簡単なものばかりです。

来る人が毎日変わるので誰にでもできるかなり簡単な作業になります。

難しい作業だと覚えるだけで一日終わってしまいますから、日雇いの意味がありません。だからどの職場に行っても簡単な作業のみをすることになります。

 

とっても簡単ですが、問題はそれを一日中やらされることです。

これがすっごく辛いです。

 

同じことを延々8時間行います。気が狂いそうになります。

 

時間の経過がすごく遅く感じます。「1時間くらい経ったかな…」と思って時計を見てみると、まだ10分だったりします。

よく聞く話ですが、大げさでもなんでもなく、本当にこのようなことが起こるのです。

 

考える力、行動力、根性、頭の良さ、な~んにも必要ありません。ただ手を動かすのみ。

個人としての力が全く必要ない点が日雇い派遣のツライところであり、逆に楽なところでもあります。

ずっと日雇いをしている人はここの「楽」をメリットと感じているのでしょう。

 

「自分の力で乗り切りたい」

「工夫して仕事を早く終わらせたい」

そんな人は日雇いには必要ありません。言われたことを淡々と周りのペースに合わせて行うのみ。

社会では「向上心」というものが美徳とされていますが、日雇いでは必要ありませんし、邪魔で迷惑なだけです。

 

 

日雇いというだけでひどい扱いを受ける

日雇いというのは下に見られる傾向があります。いくら東大在学中の学生であっても、不動産王で超金持ちであっても「日雇い」として働くと下に見られます。

 

日雇いは「社会底辺」という認識を持っている人がそれだけ多いということです。

 

日雇いに「個人」というものはありません。

皆「日雇い」であり、個性はないものとされます。

 

ある職場ではパートさんが日雇い派遣の人を呼ぶ時「そこの派遣!!」と言っていました。

派遣は沢山いるので全員が手を止めてそっちを見ることになります。呼ばれるたびいちいち作業が止まるということがありました。

 

流れ作業のラインスピードが遅くなると「派遣!!ちゃんと手動かせ!!」とまず派遣のせいです。慣れてないから仕方ないと思うのですが。

昼休憩も休憩所があるのに日雇い派遣だけは外。ということも珍しくないです。

 

もう「日雇い差別」と言ってしまってもいいくらいひどい扱いを受けます。新聞などで取り上げてもいいくらいです。

 

日雇い派遣はその日だけなので、その会社の社員、パートさんからしてもどうでも良い存在です。

罵倒して恨まれようが、別にその日だけの付き合いなので好きなことを言ってきます。

やることをやらせるためにどんな手でも使ってきます。たまにストレスのはけ口として利用されることもあります。

 

 

やさしい会社も要注意

たまにとってもやさしい会社があります。

罵倒もされず、一人の人間として扱ってくれる心優しい派遣先もあります。

 

怒られることもないので、ついつい手を抜いたり、おしゃべりしてしまったりしがちです。

でも社員はしっかり見ていて、そういう不真面目な人はもうその場では二度と働ないように派遣会社に根回しします。いわゆる「出入り禁止処置」です。

 

そういうやさしい会社は人気があるので、いくらでも日雇い派遣がくるので少々出入り禁止にしてしまっても、全く問題ないからです。

 

一見やさしい会社でも日雇いにはかなり厳しいです。

 

 

日雇い派遣の仕事を経験することで今の仕事が楽に思えるようになる

ボクは約2年間の日雇い派遣を経て、今の職場に就職しました。

今の職場に入った時最初に思ったことは「なんて楽な仕事なんだろう」ということです(後に責任とかが乗っかってきて精神的にはしんどくなるのですが…)。

 

「時間が経つのが早い!!」

「ボーっとしていても怒られない!!」

「常に動いている必要がない!!」

「車に乗っているだけで時間が経つ!!」

「ずっと同じ作業をしなくてもいい!!」

「自分の思うとおりに行動できる!!」

と喜びの連続でした。

 

日雇いに比べ、圧倒的自由を得ることができました。その代わり「責任」「評価」というすごく重いものがのしかかってくることになるのですが、その時はそんなこともわからずとにかく楽でした。

 

3ヶ月もすると今の業務に慣れてきます。

すると文句が出てくるワケです。「こんな仕事したくない」「退屈な仕事」だと。

 

こういう時、あのキツイ日雇い派遣を思い出すようにしています。

一分一秒無駄にせず黙々と手を動かしていた日雇い作業と比べると今の仕事は大分楽だということを再認識することができます。

そうするとちょっと今の境遇に感謝できるかなと思います(あくまでちょっと)。

 

日雇い派遣というのはスキルは身に付かないし、人間的な成長は一切期待できないけど「辛い経験」「屈辱的な経験」としてボクの心の支えになっています。

 

同時に正社員では味わえない「楽しい経験」「素敵な出会い」も心の支えです。

 

取引先に少々罵倒されたところで全然平気です。

そしてなにより「日雇いでも生きていける」ということを2年間身を持って知ったので、別に今の会社でどうなろうと知ったこっちゃないと結構好きなことをしています。

 

嫌われてもいいし、評価されずクビになってもいい。

日雇い派遣のおかげで死にはしないのですから。