SHIINBLOG

男の癒し

社畜が日々の癒しをストイックに求めていく

「若いときの苦労は買ってでもしろ」。立派な人間になってから言ってください。

日雇い派遣であるオッサンに会いました。

 

そのオッサンはパッとしない普通のオッサンでした。正社員でも中々雇ってもらえないんでしょう。

 

そのオッサンが休憩中に言いました。

 

「若い時の苦労は買ってでもした方がいいよ。苦労して今の自分があるから。俺は昔郵便局員だったけど、しんどい思いをしてよかったと今になって思う」

 

 

 

 

ビックリするほど、説得力がない……。

 

 

 

オッサン、苦労した割りには覇気がなさすぎる。冴えなさすぎる。

何よりアンタ、日雇い派遣!苦労した挙句、社会の底辺彷徨ってんじゃねえか。

 

 

この「若い時の苦労は買ってでもしろ」というセリフは大概、冴えない人から発せられることが多い。

 

なので信憑性が全くありません。

 

 

このセリフは言った本人の生き方、振る舞いが立派であればこそ、成立するセリフです。

 

 

だから本来この発言をするのは非常に勇気がいること。

「苦労をした結果、素晴らしい人物になれる」というのを己の性格、生き方、振る舞い、話し方、などで証明しないといけないからです。

 

言った本人がパッとしない人生を送っていたり、アホ丸出しだったりすると、このセリフは何の説得力も持ちません。

 

なのに、このセリフを発する人は往々にして、パッとしない人が多い。

 

 

「自分は若いときに苦労していないから、こんな人生を送る羽目になった」

という負のニュアンスで言ってくる人もいます。

でもそれ逆に考えると「苦労してたらオレは成功した」ということですが、それもやっぱり根拠がありません。口で言ってるだけですから。

なんにせよ立派な人間だけが言えるセリフです。

 

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photo credit: ASIMKHAWAJA asim451_1 via photopin (license)

 

年寄りは苦労してんだろうけど、ロクでもない人間が多いのは何故だ?

 

お年寄りの人は若いときって大概苦労しています。戦後まもなく、食べるものはない。遊ぶ余裕もなく働いてます。

 

でも今の年寄りを見てください。「老害」なんて言葉が生まれるほど、傍若無人な人が多い。

 

「若い時の苦労は買ってでもしろ」

この言葉が本当なら苦労してきた年寄りには素晴らしい人間が多いハズです。でもそうじゃない。

 

外で怒鳴ってるのは大概年寄り。迷惑だなあと思う行為をしてくるのはやっぱり年寄り。

 

アンタ達、苦労してきたんとちゃうんか!?若いときに苦労したら立派な人間になれるということを己の振る舞いで証明してほしいです。

 

 

 

「若い時の苦労は買ってでもしろ」の本来の意味を考えたくなる

 

もしかしたらボクは意味を取り違えていたのかも知れません。

 

「若いときに苦労をしたら立派な大人になれる」

という意味だと思っていたんですが、禄でもない人間がこう多いとどうやらそうじゃないのかと疑いたくもなります。

 

 

「若いときに苦労をしたら、お金を沢山稼げるようになる」

ということなんでしょうか。それなら禄でもない人間が多いのもうなずけます。

でも冒頭の日雇いのオッサンは金すら持ってなかった。

 

 

  • 立派な人間になれるのか
  • お金持ちになれるのか
  • 思いやりをもった人間になれるのか
  • 精神的に強くなれるのか

どうも定義がよくわかりません。

結局若いときに苦労をしたらどうなるのかサッパリわからない。曖昧なままなんとなく使われている言葉であることは間違いないです。

 

 

 

苦労をするのは良い事だけど、方向性を考えないと

 

彼らが言う苦労とは、主に仕事上での苦労を言います。

「仕事を頑張ったら素晴らしい人間になれる」ということを暗にほのめかして、しっかり働かせようとします。そして自分は楽をします。

 

 

でも働いているだけじゃ素晴らしい人間になれません。

社会にはびこるパッとしないオッサン共の存在が何よりの証拠。

 

 

自分のやりたいこと、目指すべきものををしっかり明確にしてそれに向かって苦労をするのは良い事だと思います。

 

でもやりたいことも漠然としないまま、なんとなく会社の言いなりになって、プライベートまで犠牲にして働くというのは良くないと思います。

 

今の禄でもないオッサンはそういう働き方を長年して、今の禄でもないオッサンができあがっているのですから。

 

 

仕事で苦労した先に得られることとは「精神的に強くなる」「乗り越える力がつく」など。

そりゃそうですけど、それだけじゃ成長とは言えないでしょう。

仕事以外の経験もしないとその会社でしか通用しない人間になってしまいます。

 

 

ボクの仕事は御用聞き営業で「なにかありませんか?」みたいな営業です。

あまり自分から提案したりはしません。提案しにくい業界でもあるんですけど。

 

苦労してこれを究めたとしても、他の会社では通用しません。

他の会社では提案書も作らないといけないし、会議の資料を作ったり、プレゼンもしないといけない。

 

転職したとしても全く歯が立たないでしょう。だから今の方向で苦労を続けても意味がない。

 

苦労する方向を間違えてはいけません。

ボクみたいに他では全く通用しない人間が出来上がってしまいます。転職する気満々なのにどうしよう。

 

 

話がそれましたが、とにかく「若い時の苦労は買ってでもしろ」という言葉は簡単に使われ過ぎ。

 

このセリフを言うのは説得力のある立派な人間になってから。

じゃないとこの言葉はどんどん廃れていきます。

まあ若者が酷使されている今の社会を見ると、それはそれで良いことなのかもしれません。